ラノベから学ぶ ラノベから考える
オッサンなのにラノベ好きですが、何か?
43才です。4月には44才になります。
「永遠の0」のような小説も好きですが、それと同じくらい、いやそれ以上にラノベが好きです。
正確にはラノベというよりもキャラクター小説が好きです。
大塚英志は、著書『キャラクター小説の作り方』(2003年)において、ライトノベルを「キャラクター小説」として「私小説」と対置し、マンガやアニメの中に展開されるような虚構の世界を写生する小説として、現実の(ような)世界を写生する「自然主義文学」とも対置している。ライトノベル - Wikipedia
ラノベ全体が好きというわけでもなく、読んでいる作品はそれほど多くありません。
その中で特に気に入っているのが「とある魔術の禁書目録シリーズ」です。
先日最新刊が発刊されましたので、即入手して一気に読み終えました。
ラノベのキャラクターのセリフに心を動かされる
読んでいる最中は少年のようにストーリー展開にワクワクしながら読むのですが、ふと我に返ったときにオッサンモードで色々考えてしまいます。
ラノベから、今自分が置かれている問題や課題の答えを探してしまうのです。
たとえば、今回の巻では『総体』というキャラクターの
「どうして『あんたの事情』は、『みんなの事情』と比べると無条件に一番下へしまいこまなくちゃならないの?」
というセリフが私の心に突き刺さりました。
これを読んだときに、ちょうど自分がしたいと思っていることと、仕事や家族との兼ね合いについて悩んでいたからです。
自分の行動に出典を表記する必要は無い
今回、このセリフで私の中のモヤモヤは吹き飛びました。
いままでは無条件に自分がやりたいことを我慢していたのですが、まずは家族(妻)に相談してみるという行動を選択することができたのです。
この行動をとるきっかけとなったのがラノベだろうが純文学だろうが学術書だろうが、関係ないのです。大切なのは行動です。
ただし、誰かに「どうしてそのような行動をとったのか?」と聞かれたとき、
「実はさ、新訳とある魔術の禁書目録の9巻に出てくる『総体』ってキャラクターのセリフに心を動かされてさ~」
と正直に答えたら、おそらくどん引きされるでしょう。
だから、適当にある本を読んだ結果程度で答えておけば良いのです。
ブログや論文には出典が必要でも、自分の行動には出典表記の必要はないのです。
どんな本からでも、その人に必要な答えを得ることができます。
自分が読みたい本をたくさん読むことで、自分がどんどん成長していくのは本当に楽しいものです。
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