見切れ写真家元のおいらが無責任に思ったこと

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「なんで国語で物語の読み取りなんてするの?」と娘に聞かれた時、とっさに話した私の答え

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photo by James F Clay

 

うちの娘(小6)は小さいときから本が好きです。

小学校の図書室にある面白そうな本はあらかた読み切った(らしい)ので、中学校の図書室が楽しみで仕方が無いのだそうです。

 

そんな娘が突然、

「なんで、国語で物語の読み取りなんてするのかな。物語なんて面白ければいいのに。」

 

私も娘の意見に完全同意です。娘は更に続けます。

 

「国語の読み取りなんて、何か役に立つのかな。普通に読んで面白い物語でも、なんかつまらなくなっちゃう。お父さん、なんで読み取りなんてするの?役に立つの?」

 

「役に立たないよ」

 

と答えようとしましたが、娘の教育上よろしくないと思ったので、とっさに思いついた事を話しました。

 

「A子は自転車に乗れるよね?」

「うん、乗れるよ。それがどうかした?」

「幼稚園の時、自転車に乗る特訓したの覚えてる?」

「うん、覚えてる。お父さんに怒鳴られて、泣きながら練習した。」

「今、自転車に乗ってるとき、その時のことを意識してる?」

「ううん、いま言われるまで、忘れてた。思い出したこともないよ。そんなこと考えながら自転車に乗ってる人はいないよ。」

「A子が本をスラスラ読んで、物語を読めるのも、意識していないかもしれないけど、今までの勉強の積み重ねなんだよ。小学校1年生の頃に、ハリーポッターを読もうとしてあきらめたこと、覚えてる?」

「うん、あのときは何が書いてあるのかわかんなかった。でも、5年生になって読んだら、本当に面白かったよ。一気に最終巻まで読んじゃった。」

「出来るようになると、出来なかった頃の事は忘れがちなんだよ。だから、大人になって『学校で勉強したことは何の役にも立たない』って言う人がいるんだと、お父さんは思うな」

「ふーん、なんとなく分かった」

 

以上の会話、本当は津軽弁で交わされています。

 

本質をついたのかどうか分かりませんが、娘は納得してくれたし、もしかしたら上手いことを言ったかもしれないので、記録しておこうと思い、記事にしました。